一時帰国中に国民健康保険に加入できるのか?海外在住者の保険について

生活

海外在住で日本に一時帰国する際、保険をどうするかというのも準備の一つですよね。

この記事では一時帰国中に国民健康保険に加入できるのか、海外在住者が一時帰国の際に加入できる保険はどんなものがあるのかについてまとめています。

 

一時帰国中に国民健康保険に加入できるのか

結論としては、自治体によります。

国民健康保険に加入する流れは

①帰国後14日以内に転入届を提出

②国民健康保険に加入

③その場で保険証受け取り

なのですが、自治体によっては一時帰国の転入届を受け付けていません

一時帰国などで短期滞在をし、再び国外へ戻るような場合には、国外に住所があるものとして扱いますので、転入届を受け付けることが出来ません。

引用:沖縄市HP

 

※海外に生活の本拠を有する日本人が日本に一時帰国した場合には、その滞在期間が1年以上にわたる場合を除き、原則として海外の居住地に住所があるとされておりますので、あらかじめ御承知おきください。

引用:川崎市HP

 厚木市での滞在期間が1年未満の一時帰国又は一時滞在である場合は、「生活の本拠」(住所)は国外にあるものとして取り扱いますので、転入手続は不要です。
滞在期間が1年未満であっても、特別な理由がある方については、転入届を受理できる場合がありますので、市民課までご相談ください。
転入から1年未満で、再度国外等への転出を届け出た場合、本来であれば、厚木市に住民登録する必要がなかった方であるとみなし、転入日に遡って、住民登録の取り消しをさせていただく場合があります。

引用:厚木市HP

 一年未満の一時帰国で転入届を受け付けないと明記している自治体と転入届は必要がないという記載と、全く記載がない自治体もあります。

一時帰国で国民健康保険に加入する方法

一時帰国で国民健康保険に加入するケースは、主に以下の3つかと思います。

  • 海外でも生活するが生活の拠点が日本に移る場合
  • 滞在が1年以上になる場合
  • そのほか特別な理由がある場合

国民健康保険に加入する際必要な書類はおおむね以下の3つです。

  • パスポート
  • 戸籍謄本
  • 戸籍附票謄本

自治体によっては年金手帳も必要になりますので転入予定の自治体のHPで要確認ですね。

 

海外在住日本人の一時帰国には逆海外旅行保険

逆海外旅行保険とは訪日外国人や一時帰国者のための保険です。

他の保険会社でも出しているのか、調べても出てきませんでしたが、東京海上日動の逆海外旅行保険はとても分かりやすくHPに記載がありました。

東京海上日動のアプリがありますが、保険金請求に必要な書類がすぐ確認でき、問い合わせ先も分かりやすくとても使いやすいという口コミが多いです。

 

日本滞在が32日以上

〇補償内容
・病気けが(コロナ対応)
・他人けがをさせた、他人の物を壊した場合
・自分の持ち物が盗難にあったり、破損された場合
・航空機の遅延、手荷物が届かなかった場合
※歯科は対象外

治療費用に関しては自己負担がなく保険金額以内であれば治療費の全額補償され、外国の保険よりも日本国内で完結されますのでスピーディーなお支払いが可能です。

引用:32日以上(1カ月超)滞在される 訪日外国人 向け海外旅行保険【逆海外旅行保険】 日本人の 一時帰国 もOK

日本国内で手続きされ支払いがスピーディなのは嬉しいですね!

私たちはいつもポーランドの海外旅行保険に加入して一時帰国していたのですが、いざ日本で病院に行った時、ポーランドに戻ってから訳したりの手続きが面倒で結局放置してしまったりするので、日本語でやり取りできるのはよいですよね。

〇保険期間
32日以上~最長6ヶ月(日本国籍の場合)

〇料金
詳しい料金は東京海上日動のパンフレットがこちらになりますので料金表ををご覧ください。

参考までに
・30歳
・保険期間34日まで
・保険金額が一番高いもの
という条件だと30,570円が払込保険料ですね。

 

注意事項

★海外在住の日本人でも契約は日本在住の方にしてもらわなければいけない。

★入国してからの加入はできない。入国前に手続きが必要。(最短で3日後に保険付保が可能であるが、1週間前には手続きすることが推奨されています。)

日本に保険加入の手続きをしてくれる人がいない方は難しいですね。

日本滞在が31日以内

日本滞在が31日以内であれば同じく東京海上日動で“TOKIO OMOTENASHI POLICY”という保険に加入できます。

★事前にネットで加入

★必要書類が不要

★0歳~69歳までの方が加入可能

★クレジットカードで決済

★日本到着後(5日以内)に申し込み可能

★病院に行く前に保険会社に連絡すると治療費が直接病院に支払われる(キャッシュレス)

キャッシュレスなのは嬉しいですね!病院などではクレカが使えないところ多いですからね。

〇補償内容
・病気けがに特化(コロナ対応)

治療費、薬代、入院費、手術費用を1,000万円を上限として、費用の100%が補償されます。

〇料金
料金についてはこちらのページをご覧ください。

31日で9,420円は安いですね!

 

注意事項

★日本国内のみなので、居住国から日本までは保証外

契約者および被保険者が70歳以上は加入できない

移動中のトラブルは対象外というのは残念ですが、ここは値段を取るか悩みどころです。

 

居住国の海外旅行保険

海外在住の方は現地の海外旅行保険に加入して日本に一時帰国する方法もありますね。

メリットは以下の4つ。

  • 当日でも加入可能
  • 歯科治療も対象(制限有の可能性あり)
  • 時期によっては割引価格で加入できる
  • 年齢関係なく加入できる

デメリットは以下の3つ。

  • 手続きが現地語
  • 払い戻しも現地通貨

これらことからハードルが高いですよね。

ちなみに私たちは今回ポーランドのアクサで海外旅行保険に加入しました。

参考までに
・30歳
・保険期間34日まで
・保険金額が一番高いもの
という条件で1,097.18PLN (32,915円  1PLN=30円換算で)が払込保険料でした。

ただ時期によっては30%割引きで768.02PLN(23,040円

補償内容は一番高いもので医療費は40,000,000PLN(1億2千万 )でした。

日本に帰国してから娘が熱を出してしまい一度だけ病院に行ったのですが、診察料とPCRの検査キットをもらい全額負担で支払いが7,090円でした。

保険に入っていたのでポーランドに戻ってから手続きすればお金は戻ってきたのですが、日本でもらった診断書をポーランド語に訳して保険会社に送るという手続きが面倒になってしまい、金額もまあこのくらいならと思って手続きしませんでした。

 

まとめ

海外在住者が一時帰国の時に加入する保険を色々調べてみて、使いやすさの点から東京海上日動の逆海外旅行保険が最適かなと思いました。

短期の一時帰国で国民健康保険に加入するのはその他義務が生じたり、そもそも一時帰国者が加入するような仕組みではないですしね。

我が家は夫がポーランド人なので当たり前に毎回ポーランドの海外旅行保険に加入していましたが、使い勝手の面から次回は逆海外旅行保険に加入しようと思います。居住国の海外旅行保険は、年齢や日本に加入手続きをしてくれる人がいないなど何らかの理由で逆海外旅行保険に加入できない場合に必要かなと思いました。

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