日本に住んでいると8時ころ出社→仕事→12時ころお昼ご飯→仕事→18時ころ帰宅→19時ころ夕食など、大体一日の流れはこのような感じだと思います。しかし例えばスペインなどは14時ころからシエスタという長めの昼休憩があったりと国が違えば習慣も違います。
ポーランドの一日はどのような流れなのでしょうか。日本とポーランドを比較してみました。
ポーランドと日本では食事の時間が違う
ポーランドと日本ではまず食事の時間が異なります。ポーランド人は4回に分けて食事をとると聞いたことがあります。最近保育園の一日のスケジュールを見て、この習慣は保育園の時から作られるのだなと分かりました。以下はポーランドの保育園と日本の保育園の一日の大体の流れを比較たものです。
保育園の一日 | ポーランド | 保育園の一日 | 日本 |
7:00~9:00 | 登園 | 8:00 | 登園 |
9:00~9:30 | 朝食 | 9:30~10:00 | おやつ |
9:30~11:30 | 遊び | 10:00~11:30 | 遊び |
12:00~12:30 | 昼食(スープ) | 11:30~12:30 | 昼食 |
12:30~14:00 | お昼寝 | 13:30~15:00 | お昼寝 |
14:00~14:30 | 昼食(メイン) | 15:00~15:30 | おやつ |
14:30~15:30 | 遊び | 15:30~16:00 | 遊び |
15:30~16:00 | おやつ | 16:00~ | 降園 |
16:00~ | 降園 |
これを見るとポーランドの保育園では日本のおやつの時間に朝食を食べさせてくれます。ただ朝食と言ってもサンドイッチの様な軽いおやつの様なものです。驚きなのが、昼食です。
ポーランドでの食事はレストランでも家庭でも大体がスープの次にdrugie danie(ドゥルギエ ダニエ)と言って2つ目の食事という意味ですが、メイン料理を食べます。
保育園でも12時にスープを食べてお昼寝してからメインを食べるということで食事を2回に分けています。つまり、朝食、昼食、昼食②、夕食という4回の食事をとるということですね。
ポーランドの保育園でも日本と同じように12時に昼食、15時におやつというスケジュールのところもありますが、私が調べた限りでは2/3の保育園では昼食を2回に分けています。
ポーランド人の知り合いの話を聞くと1日に4回食事をとるというのは人それぞれらしいですが、ポーランド人の大学生の話を聞くとお昼頃にお昼休憩というまとまった休み時間はないのだとか。すべての講義の休み時間は10分で、昼食はその10分の間にさっと食べるか、講義がない時に食べるか、帰ってから夕方に食べるかのようです。
確かにポーランドの何かイベントごとでもお昼休憩がないことが多いです。日本がいかに食事の時間を大事にしているかがわかりますね。
夕方に昼食をとるのですから、夜ご飯はもっと遅い時間にとるようです。21時ころでもがっつり食事をとる家庭もあるようです。ちなみに我が家は完全に日本のスケジュールです!何回も食事の用意をするのは嫌ですし、21時ころ夜ご飯を食べたら太りそう。。。
通勤、帰宅ラッシュの時間も全然違う
ポーランドと日本では通勤、帰宅ラッシュの時間も全然違います。
日本では7時~8時ころが通勤ラッシュ、17時から18時が帰宅ラッシュかと思います。ポーランドでは8時から9時ころが通勤ラッシュ、16時から18時ころが帰宅ラッシュです。
ポーランドに住み始めたころ、9時ころ車で外出したら車が多くところどころ渋滞していました。はじめなんで混んでるんだろうと不思議でしたが、主人いわくこれは通勤ラッシュだということでとても驚きました。日本より1時間遅いですが、帰宅ラッシュはポーランドの方が1時間早いです。
15時ころから車が増え始め16時には渋滞が発生しだします。15時はまだバリバリ働く時間というイメージがありますが、ポーランドでは帰宅する人もいるんですね、驚きです。これを考えると日本は働き過ぎなんだろうなとひしひしと感じます。
ポーランドの夏時間では農家は長時間労働?
ポーランドや多くのヨーロッパ諸国ではサマータイム制度を導入しています。ヨーロッパは夏になると日照時間がとても長くなります、21時ころまで薄ら明るいので初めて来たときには驚きました。ポーランドは3月末から10月末までがサマータイムです。それまでは日本との時差は8時間ですが、サマータイムでは7時間の時差になります。
ポーランドの農家さんはこの日照時間に合わせてお仕事をしています。我が家の後ろは農家さんの畑なのですが、夏は5時~6時ころからトラクターの音がし始め、夜は21時くらいまで音がしています。ちゃんと寝てるのかな?と不思議に思うくらい夏はずっとトラクターや機械の音がしています。
ポーランド人の知り合いいわく、ポーランドの農家は夏しか仕事をしないから夏は朝から晩まで日照時間に合わせて明るい時間に仕事するんだよとのこと。途中お昼寝とかはしているとは思いますが、単純に日照時間で考えると労働時間は16時間です。大変なお仕事ですね。
まとめ
ポーランドと日本では一日の流れがどう違うのか比較してみました。
- ポーランド人が食事を4回に分けて食べる習慣は保育園から
- 食事のとり方は人それぞれだが、日本の方が食事時間を大事にしている
- 通勤ラッシュはポーランドは1時間遅く、帰宅ラッシュは1時間早い
- ポーランドの農家は夏には日照時間に合わせて長時間労働している
国が違うとこんなにも1日の流れが違うのかと驚きですよね。またこのスケジュールを見ると食事や仕事に対する考え方も違うことが分かります。
食事は大事ですから、ポーランドは日本の食習慣を参考にしてみたらいいのでは?と思いますが、働き方に関しては日本が参考にした方がいいのでは?と思ってしまいます。
コメント
じぇぱ子さん、お久しぶりのコメントです(^^)私も食事時間に驚いた一人です、、、!
先月から我が子もワルシャワの保育園に行き出しました。うちの保育園は8:30朝食①→9:30朝食②→11:30メイン→12:00-14:30お昼寝→14:30スープの順で4回の食事タイムがあります。息子は登園の前に家で少し朝食を食べ、降園後には家で夕食を食べるので計6回も食事していることになります(≧▽≦)家では好きなものばかり食べて栄養が偏りが心配ですが、保育園ではあれこれ食べているようなので親としては助かるし安心しています。保育園の調理員さんたち、食事介助をする先生たちには頭があがりません(◡ ω ◡)☺️