ポーランドの郵便局の使い方は?荷物が届かなかったらどうする?

ポーランド郵便局の使い方と注意点 生活

ポーランドに住んでいたら日本へ荷物を送る、日本から荷物を受け取るためにも一度は利用するであろうポーランドの郵便局Poczta Polska(ポチタ ポルスカ)。

どうやって使うのでしょうか。ポーランドの郵便局の利用方法とその時に使うポーランド語をまとめてみました。また、ポーランドの郵便局は日本の郵便局とはサービスの質の面でだいぶ異なりますので荷物が届かない場合など利用の際の注意点もまとめています

ポーランドの郵便局の使い方

郵便局ですることと言ったら、荷物や手紙を送る、受け取る場合ですね。そのほか両替をしたり、金融商品や保険も契約することができますが、今回は送る、受け取るについてまとめています。

ポーランド郵便局 Poczta polska(ポチタ ポルスカ)とは

ポーランド郵便局 Poczta polska(ポチタ ポルスカ)は1558年設立のポーランド国営郵便局です。日本の日本郵便は民営化されましたが、存在的には同じです。

ポーランドではあまり街中ではポストを見かけません。下の写真のようなものをたまに見かける程度です。

ポーランドのポスト

ポストは壁にかかっていて横幅40㎝くらいで日本のポストよりも断然小さいです。ポストは基本的に郵便局前にありますが、そのポストに入れるくらいだったら目の前の店舗で直接出せるのだから、だれがポストに投函するのだろうと思いますよね。

日本では町中にポストがありますがポーランドにはありません。おそらく防犯のためでしょう。同じように飲み物などの自動販売機も町中には滅多にありません。建物の中にあるのが普通です。

郵便局の店舗内は日本と似ていますが、驚いたのはなぜかバッグや財布、ちょっとしたおもちゃや雑誌が売っていることです。郵便局でバッグや財布を買う人はいるのでしょうか、需要があるから置いてあるのでしょうけれど、不思議で仕方がありません。

ポーランド郵便局からから小包や手紙を送る場合

ポーランド郵便局の店舗では段ボールや封筒を買うこともできます。それらはポーランド郵便局のeストアからも購入することもでき、大きさや素材など結構たくさんの種類があるのでまとめて買うときにはeストアからの購入がおすすめです。種類によっては店舗においてない可能性もあります

値段はA4書類を3つ折りにして入れる封筒で0.2PLN(1PLN=30円換算で6円)!安くて驚きですよね!段ボールは1000㎜×500㎜×500㎜で19.50PLN(585円)です。段ボールは高いですね。

ポーランド郵便局で小包や手紙を送る場合には下の伝票を記入する必要があります。これは郵便局の店舗に置いてあります。

ポーランド郵便局の伝票

左の伝票が封筒を送る場合で右の伝票が小包を送る伝票です。英語での表記もありますし、記入内容は日本で書く伝票とほとんど変わらないのでそこまで迷うことはないと思います。

この伝票と送りたいものを窓口に持っていきます。店舗によっては入り口付近にある機械で整理番号を取って順番が来るのを待ちます。

送るときに使うポーランド語は
Chciałabym wysłać paczkę.(フチャワビム ヴィスワチ パチケウン)小包を送りたいです。
Chciałabym wysłać koperkę.(フチャワビム ヴィスワチ コペルケウン)封筒を送りたいです。

都市にある郵便局では英語も問題なく通じますが、田舎では通じない場合が多いので、郵便局に行く場合はこのフレーズだけでも覚えて行きましょう!

私はポーランドの田舎に住んでいたころ、頻繁に荷物を送る必要があったのですが、あらかじめ伝票をしっかり記入しておけばこのフレーズのみで問題なく荷物を送れました。ちなみに私は英語もそれほど話せず、ポーランドに来た当初はほとんどポーランド語も話せませんでしたが、問題なかったです。

何かポーランド語で聞かれた時には言葉は理解できませんでしたが、お互い身振り手振りで何とかなりました。どうしようもなければGoogle翻訳の音声機能などを使えばある程度は話が通るのではないかと思います。

もし店舗に伝票が置いてなければ窓口でこのように言えばそれぞれの伝票をもらえます。そのあとは窓口の人が重さを量ったり手続きしてくれ、お金を支払って伝票の控えをもらえば完了です。

ポーランド郵便局で荷物を受け取る場合

自宅のポストに不在票が入っていたり、届く予定の荷物が届かない場合には店舗で受け取ることもあると思います。受取時には必ず身分証明書は持っていきましょう。ポーランドに住んでいる方はIDカード、旅行者やまだIDカードが手に入っていない方はパスポートを見せれば大丈夫です!

郵便局で荷物を受け取るときに使うポーランド語は以下の通りです。

Chciałabym odebrać moją paczkę.(フチャワビム オデブラチ パチケウン)私の小包を受け取りたいです。
Chciałabym odebrać moją kopertę.(フチャワビム オデブラチ パチケウン)私の封筒を受け取りたいです。

これを窓口で言えば、あとは身分証明書を見せて受け取るだけです。簡単ですね

ポーランドの郵便局を利用するときの注意点

日本の郵便局と言えば、きっちり荷物を運んでくれる、届けてくれるなど安心感がありますが、ポーランドの郵便局は違います。

  • 営業時間を守らない支店もある
  • そもそも荷物を届けてくれない
  • 荷物の再配達はしない

国営の郵便局でもこれほどしっかりと仕事をしてくれないのかと驚きます。

営業時間を守らない支店もある

支店によっては営業時間を守らないところもあります。私がポーランドの地方に住んでいた時には8時~17時が営業時間となっていたのに8時に行ってもまだ営業していなかったり、日によって突然午前が休みになっていたりと「国営郵便局なのだから営業時間通りに営業してくれ!」と何度思ったことか。

ワルシャワに住み始めてから利用している郵便局は営業時間通りに営業していますが、都市以外に住む予定の方や旅行中に田舎の郵便局を利用したい方は注意が必要です。

私の経験では午後の方が営業している可能性が高いと思います。ポーランド郵便局に限らず、田舎では営業開始時刻に間に合わないのか、30分から1時間ほど遅れて開くことは日常茶飯事です。

午後であれば開いている可能性が高いですが、夕方になってしまうと逆に早く閉まってしまうこともあるので田舎の郵便局は14時くらいがベストだと私は思っています。

荷物がなかなか届かない

基本業務の一つである荷物を届け先に届けるという事をしてくれないこともあるのがポーランドの郵便局です。日本郵便であれば、こんなことがあれば大問題になるでしょうが、ポーランドでは日常茶飯事です。

日本の両親がワルシャワの自宅宛てに小包を送ってくれたのですが、一向に届かないことがありました。追跡機能を使って日々確認していたのですが、税関を通過という表示以降更新されず、最寄りの郵便局に確認に行きました。

するとその郵便局に届いて数日経っているようでした。なぜ届けてくれなかったのかは不明ですが、おそらくクリスマスシーズンが近かったので荷物が多くて配送できなかったのかなと思います。

それにしても何も連絡がなく、情報も更新されないなんて、こちらが取りに行かなかったら留め置き期間終了になって返送される恐れもありました。

そんなことあるかと思ってしまいますが、ポーランドならあり得ます。ポーランド航空ですら突然フライトが変更になったりキャンセルになることがあるのですから、何が起きてもおかしくないです。

荷物が自宅に届かないという話は知人数人からも聞いたことがあり、ポーランドでは荷物は当たり前に届くとは思わず、疑問に思ったら直接最寄りの郵便局に問い合わせたほうがいいです

荷物の再配達はしない

日本では配達時に不在の場合、不在票が入っていますよね。そこにはネットか電話で再配達の手配ができますが、ポーランドでは再配達のサービスはありません

不在票は入っているのですが、届け先の名前と配送物の番号のみ。最寄りの郵便局に行き、その不在票と受取人の身分証明書を見せて荷物を受け取ります

日本だと郵便局に限らず他の配送業者でも再配達をしてくれるので、普通のことだと思っていましたが、ポーランドに住み始めて再配達のサービスは贅沢なサービスだと感じるようになりました。

もちろん高齢者や大きな荷物を受け取るのに車がない場合などは必要なサービスだと思いますが、自分で受け取れるようであれば自分で取りに行った方が配送する人の仕事を軽減させることができますね。

ポーランドではお客さんより働く人の方が大事にされている印象がありますので、労働を減らすためにも再配達はしないのでしょう。

まとめ

以上ポーランドの郵便局Poczta Polskaポチタ ポルスカについてまとめてみました。

  • ポーランドではポストは基本的に使わない、窓口を利用する
  • 小包や封筒を送る場合はそれぞれの伝票の記入が必要
  • 小包や封筒を受け取る場合には身分証明書をもって窓口に行く
  • 田舎のポーランド郵便局は営業時間に注意
  • 郵送物がなかなか届かないなど不安があれば最寄りの郵便局に行く

再配達はしてくれない荷物が届かないなどちゃんと仕事をしていないと感じることもあると思いますが、日本の郵便局が優秀過ぎるのでしょう。

何か不安なことや疑問があれば待つのではなく、直接問い合わせればちゃんと対応はしてくれるのでその時には最寄りの郵便局の窓口に行ってみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました