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「ポーランドに行くなら、アウシュビッツには絶対行きたい。でも、個人で行けるの?バスの乗り方は?予約は必要?」
この記事では、そんな疑問をすべて解消します。
クラクフを拠点に、路線バス・電車・ツアーなど4つの移動手段を比較しながら、初めての方でも迷わず行けるよう丁寧に解説します。
実際に個人で訪問した体験も交えてお届けします。
アウシュビッツはどこにある?まず基本を押さえよう

「アウシュビッツ」という名前はドイツ語のため、ドイツにあると思っている方も少なくありません。しかし実際には、ポーランドの古都・クラクフ(Kraków)の西約70kmに位置する町オシフィエンチム(Oświęcim)にあります。
正式名称は「アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所」。1979年にユネスコ世界遺産に登録されており、年間約140万人が世界中から訪れます。敷地内は以下の2エリアに分かれています。
- 第1収容所(アウシュビッツ):展示が充実したメイン施設。ガス室・ガス室跡・資料館など
- 第2収容所(ビルケナウ):広大な敷地に当時の様子が残る。無料・自由見学が可能
クラクフを拠点にするのが最もスマートです。
ワルシャワからのアクセスも不可能ではありませんが、距離が遠くかなりの移動時間を消費します。クラクフなら日帰りで十分まわれます。
クラクフからアウシュビッツへの行き方|4つの手段を比較
個人で行く場合の移動手段は大きく4つ。料金・所要時間・利便性をまとめました。
| 手段 | 料金(目安) | 所要時間 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 路線バス(Lajkonik)おすすめ | 約22PLN(約800円) | 約1時間30分 | ★★★★★ |
| 地方列車(電車) | 約16.5PLN(約600円) | 約1時間30分 | ★★★☆☆ |
| タクシー・Uber | 約450PLN〜(往復600PLN〜) | 約1時間 | ★★☆☆☆ |
| 現地ツアー(送迎付き)おすすめ | 約90〜200PLN〜 | 約7〜8時間(フルデイ) | ★★★★★ |
以下で詳しく解説していきます。
① 路線バス(Lajkonik)で行く方法【費用・自由度◎】

クラクフから個人で行く場合、路線バス「Lajkonik(ライコニック)」が圧倒的におすすめです。博物館の敷地入口が終点なので乗り過ごす心配がなく、料金も安い。ほとんどの個人旅行者がこの方法を使っています。
- 出発場所:クラクフ中央駅に隣接したバスターミナル(MDA)2階
- 目的地:「Oświęcim(オシフィエンチム)」と窓口で伝える(「アウシュビッツ」はドイツ語で通じないことも)
- チケット:バスターミナル1階カウンターまたは乗車時に運転手から直接購入可
- 運行:早朝〜夕方まで複数便あり(公式サイトで時刻表を要確認)
- クラクフから路線バス「Lajkonik」で約1時間30分、22PLN(約800円)

ハイシーズン(7〜8月)は満席になることがあるため、前日までにチケットを購入しておくのがベストです。
また発車15分前には指定乗り場で待機を。帰りの最終バスは17時30分頃(時期により変動)なので、見学時間を逆算して計画しましょう。
バスの予約は日本語で事前購入可能なOmioを利用すると良いです。
ヨーロッパ格安乗車券のオンライン予約② 電車で行く方法

バスよりわずかに安く、約16.5PLN(約600円)で行けます。ただし、オシフィエンチム駅に着いた後、博物館までさらに移動が必要な点がデメリットです。
- 乗車:クラクフ中央駅からローカル列車でオシフィエンチム駅へ
- 駅から博物館まで:タクシー(約30PLN)か、午前9時〜午後4時は30分毎に駅発シャトルバス(片道4PLN)が利用可
- 料金の節約にはなるが、移動が増える分、時間と体力を消耗しやすい
▶ポーランドの電車の乗り方&切符の買い方完全ガイド|初心者でも迷わない方法
電車を選ぶ場合は、駅から博物館までの「最後の1km」を事前にシミュレーションしておくと安心です。
初訪問で荷物を抱えた状態での乗り換えは、意外と手間取ります。
③ タクシー・Uberで行く方法

タクシーやUberで行く方法は快適さは最高ですが、片道約450PLN(約17,000円)と割高です。
ただし3〜4人のグループで割り勘するなら、バスとの差は縮まります。
- バスや列車の時間が合わない場合
- ヴィエリチカ岩塩坑からそのままアウシュビッツへ直行したい場合
- 大きな荷物があって乗り換えが辛い場合
▶クラクフ観光完全ガイド|世界遺産・モデルコース・費用・注意点を徹底解説
以上のシーンでは検討する価値があります。
④ 現地ツアーに参加する方法【一番簡単】
ホテルまでのピックアップ+送迎バス+ガイドがセットになった現地ツアーは一番簡単です。
英語ガイド付きのグループツアーは約90〜105PLNが相場です。
英語に不安がある方は日本語対応のツアーもあるので、複雑な手配をしたくない方に特におすすめです。
クラクフからアウシュヴィッツ行きバスは事前予約できる?
個人でアウシュヴィッツへ行く予定なら、「バスは事前予約できるの?」と気になる方も多いでしょう。
結論から言うと、Lajkonikの路線バスは日本からオンラインで事前予約できます。
特に夏休みやゴールデンウィークなどの繁忙期は満席になることもあるため、アウシュヴィッツ博物館の入場予約が済んだら、バスもあわせて予約しておくと安心です。
Lajkonik公式サイトから予約する方法
Lajkonikの公式サイトでは、クラクフ〜オシフィエンチム間の路線バスをオンラインで購入できます。
出発地は「Kraków」、目的地は「Auschwitz」で検索してください。
メリット
- 最安料金で購入できる
- ズロチ決済
- 正規サイトなので安心
デメリット
- ポーランド語・英語表示
- 日本円決済には対応していない
日本語で予約するならOmioがおすすめ
英語やポーランド語が不安な方には、Omioがおすすめです。
Omioなら
- 日本語表示
- 日本円決済
- クレジットカード決済
- 予約確認メールも分かりやすい
というメリットがあります。
一方で、公式サイトより数百円ほど高くなる場合があります。
Omio:ヨーロパ交通予約サイト【Omioで検索するときの注意点!】
Omioで検索する場合、行先は「oświęcim(oswiecimでも可能です。)」で検索します。
ここで注意すべきなのが、検索結果の行先が「Oświęcim」だけでなく、「Museum Auschwitz」の表示がある便にしてください。
「Museum Auschwitz」で降りるとアウシュヴィッツの入り口まで行きますが、Oświęcimで降りるとOświęcimの駅からはアウシュヴィッツの入り口まで徒歩20分ほどかかってしまいます。

公式サイトとOmioはどちらがおすすめ?
| 比較項目 | Lajkonik公式 | Omio |
|---|---|---|
| 料金 | ◎ 最安 | ○ 少し高め |
| 日本語対応 | × | ◎ |
| 日本円決済 | × | ◎ |
| 初心者向け | △ | ◎ |
「できるだけ安く予約したい方」は公式サイト、「日本語で簡単に予約したい方」はOmioがおすすめです。
個人で行く前に必ず確認!入場ルールと予約方法【2026年最新】
アウシュビッツ博物館の入場自体は無料です。
しかし、時間帯によってはガイドツアーへの参加が必須になります。これを知らずに行くと、入れなかった……という事態になりかねません。
| 時間帯(目安) | ルール |
|---|---|
| 開館〜午前10時頃 | ガイドなしで自由見学が可能 |
| 午前10時〜午後4時頃 | ガイドツアー参加が必須(英語ツアーは30分ごとに出発、35PLN+イヤホン5PLN) |
| 午後4時以降 | 再び自由見学が可能 |
重要
時間帯ルールはシーズンにより変動します。訪問前に必ずアウシュビッツ博物館の公式サイトで最新情報を確認してください。なお、近年はオンライン予約制への移行が進んでいます。
ガイドなしで入場できる時間帯を狙う方法

個人でじっくり回りたい方は、開館と同時に到着する朝一番の訪問が鉄則です。
バスの始発(6時台〜)でクラクフを出発すれば、10時前には博物館に到着でき、ガイドなしで自由に見学できます。
第2収容所(ビルケナウ)はガイドなしで終日見学可能なので、混雑している時間帯はビルケナウから先に見学するのも一つの戦略です。
日本語ガイドを利用したい方へ|申し込み方法と料金

「英語のガイドツアーには参加したいけれど、英語に自信がない……」という方に朗報です。アウシュビッツには日本人公認ガイドとして知られる方が在住しており、事前にメールで個人申し込みが可能です。
- 料金:参加人数によって変動(1人なら割高、複数人なら割安)
- 予約:直接メールで問い合わせ(早い時期の予約推奨・直前は満員になりやすい)
- 特徴:豊富な知識と現地在住経験をもとにした解説が好評
日本語ガイドの個人手配が難しい場合は、VELTRAなどの旅行予約サイトで日本語アシスタント付きツアーを利用することもできます。
現地での見学モデルルート|1日の流れをシミュレーション
移動・見学・帰りのバスを含めると丸1日かかるのがアウシュビッツ訪問の特徴です。以下の時間配分を参考にしてください。
| 時間 | 行動 | メモ |
|---|---|---|
| 7:00 | クラクフのホテル出発 | バスターミナルまで徒歩・トラムで移動 |
| 7:30 | バスターミナルでチケット購入・待機 | 発車15分前には乗り場で待機 |
| 8:00頃 | クラクフ出発(路線バス) | 所要約1時間30分 |
| 9:30 | 博物館到着・第1収容所(アウシュビッツ)見学 | 約3時間。朝のうちはガイドなし可 |
| 12:30 | 昼食 | 敷地内カフェ・レストランあり |
| 13:30 | 第2収容所(ビルケナウ)見学 | 無料シャトルバスで移動(10分毎運行) |
| 15:30 | 帰りのバスに乗車 | 「Kraków」表示のバスを確認して乗車 |
| 17:00頃 | クラクフ帰着 | 夕食・旧市街の夜景もおすすめ |
第1収容所と第2収容所の間は10分おきに無料シャトルバスが運行しています。
歩けない距離ではありませんが(約2km)、見学後は体力的にも精神的にも疲弊していることが多いので、迷わずシャトルを使いましょう。
持ち物・服装・マナーなど訪問前に知っておきたい注意事項

服装・持ち物チェックリスト
- 動きやすい服装・歩きやすいスニーカー(第1・第2収容所合わせて相当歩きます)
- 季節に応じたレインウェアや防寒具(屋外が多い)
- ポーランドの通貨「ズウォティ(PLN)」の現金(バス代・カフェなどで必要)
- 飲み物・軽食(敷地内にも売店あり)
- カメラ(撮影可能エリアと不可エリアがあるので案内に従うこと)
- 荷物制限あり、小さいバッグのみOK(コインロッカーあり)
▶ポーランドの両替はどこがおすすめ?日本vs現地を徹底比較|損しない方法と注意点
訪問時のマナーと心構え
- 終始静かな雰囲気を保ちましょう。大声での会話・笑い声は厳禁
- 派手・露出の多い服装はNG
- 館内の一部では撮影が禁止されています(案内表示に従うこと)
- 精神的に辛い場所です。疲れたときは無理せず休憩スペースを活用して
- 未成年の同行がある場合は、事前に年齢に合わせた説明や心の準備を
実際に訪れてみると、現地の空気感は写真や映像とは全く異なります。
帰りのバスでは言葉が出ない感覚になりました。それが正直な感想です。それほど深く刺さる場所だからこそ、多くの人に足を運んでほしい場所でもあります。
よくある質問(FAQ)

アウシュヴィッツ強制収容所に個人で行く場合のよくある質問を以下にまとめています。
Q1. クラクフからアウシュビッツへのバスは事前予約が必要ですか?
必須ではありませんが、夏のハイシーズン(7〜8月)は混雑するため、前日までにバスターミナルのカウンターで購入するのが安全です。当日購入も可能ですが、満席になるケースがあります。
Q2. アウシュビッツの入場料はいくらですか?
博物館への入場自体は無料です。ただし、午前10時〜午後4時頃(シーズンにより変動)はガイドツアーへの参加が必須で、英語ガイドツアーは35PLN+イヤホン代5PLNが必要です。
Q3. 個人(ガイドなし)で見学できますか?
はい、可能です。ガイドなしで入場できる時間帯(開館〜午前10時頃、または午後4時以降)を狙うか、現地でガイドツアーに合流することもできます。第2収容所(ビルケナウ)は終日自由見学可能です。
Q4. 日本語ガイドはいますか?
博物館の公式ガイドは英語・ポーランド語等のみです。日本語ガイドを希望する場合は、日本人公認ガイドへのメール事前予約、またはVELTRAなどのツアーを利用するのがおすすめです。
Q5. 見学にかかる時間はどのくらいですか?
第1・第2収容所をじっくり見ると6時間以上かかります。日帰りで訪れる場合は、午前中にクラクフを出発し、1日フルで確保しておくのが安心です。
まとめ
- アウシュビッツはクラクフから路線バス「Lajkonik」で約1時間30分、22PLN(約800円)で行けるのが最もおすすめ
- 乗り場はクラクフ中央駅隣接のバスターミナル(MDA)2階、終点が博物館前なので乗り過ごす心配なし
- 入場は無料だが、10〜16時はガイドツアー参加が必須(英語ガイドは40PLN)
- 朝一番で到着すれば、ガイドなしで自由見学できる時間帯を使える
- 日本語ガイドを使いたい場合は、事前にメールでの予約またはVELTRA等のツアー利用がベスト
- 移動・見学を合わせると丸1日かかるため、クラクフを拠点に1日を確保して計画しよう
これらを事前に把握して準備しておくと、個人でも失敗せずにアウシュビッツ収容所見学ができるでしょう。
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コメント
初めまして、ブログを拝見しました。
この中で記載されているクラクフ⇔アウシュビッツへの路線バス(Lajkonik)ですが、
事前に公式サイトからのネット購入は可能なのでしょうか。
観光のハイシーズンに行くので日本から往復チケットを買えるならと
質問させていただきました。よろしくお願いします。
やまもと様


初めまして、コメントいただきありがとうございます。
ハイシーズンに訪問予定とのことで、安心のためにも事前にチケットを購入しておきたいところですよね。
路線バス(Lajkonik)のチケットは以下の公式サイトからポーランドの通貨ズロチ決済での購入が可能です。
Lajkonik公式サイト
また、日本語検索&日本円で決済したい場合は、数百円割高になってしまいますが、以下のOmioというサイトでの購入も可能です。
Omio:ヨーロパ交通予約サイト
その場合、行先は「oświęcim(oswiecimでも可能です。)」で検索してください。
ここで注意すべきなのが、検索結果の行先が「Oświęcim」だけでなく、「Museum Auschwitz」の表示がある便にしてください。
「Museum Auschwitz」で降りるとアウシュヴィッツの入り口まで行きますが、Oświęcimの駅からはアウシュヴィッツの入り口まで徒歩20分ほどかかってしまいます。
表示については添付の画像をご覧ください。
早々のお返事とご丁寧な回答ありがとうございます。
予定が確定したらこの方法でチケット取ってみます!
ポーランドは本当に未知の国で、旅行者は居ますが在住の方のブログはとてもとても参考になります。
また質問させて頂くかもしれません。
その時はよろしくお願いします。
温かいお言葉をありがとうございます。
ポーランドは日本人にとってまだまだマイナーな国なので、情報が少ないですよね。
私自身もこちらに来た当初は、在住者の方のブログにたくさん助けられました。
そのため、当ブログがお役に立てたのであれば、とてもうれしく思います。
またポーランド旅行の計画を進める中で、ご不明な点や気になることがありましたら、お気軽にコメントください。
分かる範囲にはなりますが、喜んでお手伝いさせていただきます。
素敵なポーランド旅行になりますように!
こんにちわ。両替のお話も参考にします。
色んな店舗の詳細も旅行者には貴重です!
またまた質問あります。
Polish trainsのクラクフの窓口をご存知でしょうか?
検索しても出てなくて困っています。
よろしくお願いします。
やまもと様
コメントありがとうございます!また、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
Polish trainsのクラクフの窓口ですね!
クラクフ中央駅(Kraków Główny)には鉄道チケットの窓口があります。
Polish Trains専用の窓口ではありませんが、PKP(ポーランド国鉄)の窓口で乗車券を購入できます。