自然分娩で出産予定の妊婦の方は色々と陣痛について調べるかと思います。陣痛は定期的な痛みが初め30分間隔ほどで、だんだんと間隔が短くなって10分以内になったら 病院に連絡!とよく目にすると思いますが、陣痛も人それぞれ。私は全くこれにあてはまらず、これは本当に本陣痛なのか!?と夫とどうしようとアワアワしてしまったので、これから出産を控えている方には私の体験談を通してこういうこともあるのだなと参考程度に覚えていただければ、いざ陣痛が来た時にもし陣痛間隔がバラバラであっても焦らずに済むかと思います。
バラバラな陣痛間隔で3回目で10分!?これは前駆陣痛なのか?
一番初めに痛みを感じたのは布団に入ってリラックスしたちょうど23時。
23:00 初めの痛みを感じる
23:37 約30分後に2回目の痛み
23:48 約10分後に3回目の痛み
不規則な痛みでもその痛みが弱まらない、毎回話せないくらい痛い!!という場合は本陣痛です!!
GBS検査(※)で陽性だったため分娩の4時間前には点滴をしなければいけなかったので、15分間隔になったら連絡してくださいと言われてましたが、連絡するとそんなに不規則なのは本陣痛ではない可能性が高いからもう少し様子見てくださいと言われました。
もしこれが本陣痛だったとしても5分間隔くらいになってからの方がいいよと。初めての出産のときには10分間隔でもその先が長くなる可能性が高いから、家の方がリラックスできるでしょとの事でした。(GBS検査の事も話しましたが5分間隔で良いよと、んー当初の話と違う!ポーランドではこういうことが結構ある。。。)
GBSとは
B群溶血性レンサ球菌という細菌の事。常在菌といって私たちの体のどこにでもいる細菌です。弱い菌なので妊婦自身には何も悪さをしませんし、抗生物質がよく効きます。しかし、経腟分娩で母体から赤ちゃんに産道感染すると、新生児GBS感染症という重大な病気を起こす心配が極めて稀なのですがあります。
引用:moony B群溶連菌とは?GBS検査について
https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/inspection/pt0241.html
1時間半で陣痛間隔3分!
上の写真は2回目以降の陣痛間隔を記録したものですが、陣痛を感じてから1時間半、7回目の痛みで間隔が3分台になりました。
そのあとの陣痛間隔はした2つの画像の通り。
この写真を見ると分かるようにその後はずっと10分以内の陣痛、かつ2分~5分のものが多かったです。
この時点でもうこれは本陣痛だろうと確信し、病院に行きました。
ベッドから起き上がると出血しており、動くとすぐに痛みが来るので一人で歩けず、ほぼ夫に抱っこされた状態で移動していました。
病院に到着すると看護師さんたちも焦りながらの処置
病院に着いて診察してもらった時には子宮口9㎝。
採血と点滴をつなぐ準備をしなければいけなかったのですが、子宮口がほぼ全開で看護師さんたちも焦ってしまったようで、針を刺したところから血がだらだら垂れ流れてしまい、これから出産するのに大事な血液を無駄にしないでくれと痛みに耐えながら考えていました。
そのまま分娩台に行き、その時点で陣痛開始から5時間経っていました。
いきみ続けた3時間
分娩台に上がってからの3時間はずっといきみ続けていました。
なかなか破水せず、まず破水させるために1時間半かかりました。
その後はいきむ度に赤ちゃんの髪の毛は見えるけど、いきみをやめると戻ってしまい全く出てくる感じがなく、いつまでいきみ続けるんだといきむのに疲れ果ててきました。
その時に医師の診察があり、陣痛が少し弱いし母体も疲れているから麻酔を入れて一度休んでから陣痛促進剤を入れて出産しましょうということになり、その準備のため医師は一度退出しました。
するとベテランの助産師さんが入ってきて、もう少しだから出してしまいなさい!と言われ、夫いわく気づくと陣痛促進剤を入れていたそうです。
恐るべしポーランドの助産師・・・
どうやら赤ちゃんの姿勢が悪く引っ掛かって出てこれないようでした。幸いにも心拍が弱くなったりということはなかったのでそのまま分娩を続けることができましたが、そこからは助産師2人がかりでお腹を下の方に引っ張られ、医師(先ほどの医師が戻ってきて一度休むって話じゃなかった??と驚いた様子)ともう一人の助産師で私の足の裏を押してというなんだかすごい状態で分娩させられました。
とにかく夢中でいきみ続け、夫は私の脳の血管が切れるんじゃないかとヒヤヒヤするくらいに私の顔は真っ赤だったようです。。。結果、陣痛から分娩まで約8時間という初産にしてはスピード出産で母子ともに健康で出産を終えることができました。
なかなか頭が出てこない状態だったので、当然会陰切開もされ、会陰裂傷もしました。縫ったところが産後2週間はとても痛く、この痛みがなければどれだけ赤ちゃんのお世話に専念できるだろうかとつくづく感じ、無理なお産をさせられたことに正直憤りを感じていました。
お産が長引いても数時間ですが、赤ちゃんのお世話はその後ずっと続きます。お産の時間が数時間伸びてしまおうと、出来るだけ会陰を傷つけないようなお産ができるよう手を尽くすべきです!
まとめ
陣痛間隔がバラバラだとこれは前駆陣痛なのかと思いがちですが、私の場合初めから話せないくらいの痛みでした。病院に電話しても前駆陣痛でしょうと何回も言われましたが、私自身はこれは本陣痛だろうなと感じていました。出産も人それぞれだとは思いますが、自分の感覚は大事だと思います。
出産は子育てのスタートライン。良いスタートダッシュができるよう陣痛の備えは万端に、分娩も早ければ良いというものでなく赤ちゃんを無事に出産するということは一番大事ですが、出来るだけ自分の体に負担が残らないよう自分の体にも配慮すべきだと感じました。
この私の体験談が誰かの役に立てたら嬉しいです。また読んでくださっている妊婦さんの出産がうまくいきますように。
コメント
来月ワルシャワで出産予定です。
初産なので本陣痛の始まりが分かるのか私もあたふたしてしまいそうですじぇぱ子さんの体験談を元に”話せなくなるぐらいの痛み”が始まったらもう病院に突撃しようかと企んでいます
もよ様
初めまして!コメントありがとうございます!
不安なまま家で傷みに耐えるなら帰らされる可能性があっても病院に行ってしまうのも手ですね!
もう少しで出産ですね!どうか無事出産が終わりますように、応援しております(^^)